ビギナーズラック

重ね煮キッシュランチができるまで

重ね煮料理と言っても、逆に選択肢がありすぎて困るんですが、サッと作れてパッと出せるのが良いなあと。

当初は朝ごはんを出したいと思っていたので、キッシュを作ろう!と閃きました。

 

初めての試食

キッシュとスープとサラダを準備しました。

(朝ごはんのつもりだったので、これくらいのボリュームで良いかと)

わたし的には、満を時して「さあ、召し上がれ!」な感じで下が、オーナーともう一人の方の反応は・・・(言葉には出さないけれど)「これだけ?」と言う雰囲気。

そして、オススメのスープは、「これはないわ〜」と言わんばかりに、オーナーが視界の隅でスープの器を端に寄せているのをみてしまいました。。。

えー・・・まずかったかな・・・これ、色んな味に展開できて冷凍保存もできるし、すごく良いんだけど・・・

と思うと同時に塩胡椒入れ忘れたことを思い出し。

 

「いつもは生野菜食べないけど、これは食べられる!」と近所の高校生が喜んでくれたサラダも、イマイチな反応で。

今思えば、全体の色のバランスも良くなかった。

「あんまり外食とかしないんですか〜?」と緩く、遠巻きに、しかし「これはあかんやろ」と言う明確な雰囲気をオブラートに包んで聞かれたりしました。

「キッシュは美味しいです」と言われたのが、何よりもの救いでした。

写真は、試作第一号のキッシュです。

2度目の試食

前回の反省を踏まえて作った試食は、オーナーが食べるのかと思いきや!

 

「今日、新しいメニューができたんで、試食してもらえませんか?」

 

ちょ、

ちょ、ちょ・・・!

ちょ、待てよ!!!おい!

もうちょっとで、キムタクになるとこでした。

 

そう。

2度目の試食のお相手は、まさかの常連さん。

 

いきなりお客様に振るとか、びっくりした。

牛窓カフェは、いきなり筋書きのないドラマが始まるところ・・・のようです。

 

おかげさまで、何人かの常連さんに御試食いただき、味だけでなく、ボリュームや見た目についてもご意見いただきました。

 

ビギナーズラック

そんなこんなで、きちんとしたメニューになったのは、6月の2週目のことでした。

初めての「重ね煮キッシュランチ」は、友人・・・の前に、別のお客様がオーダーしてくださった。

そう、紛れもなく「お客様」!

緊張してもうお顔すら覚えていないけれども。

出す手が震えました。。。

 

友人でも家族でもない。

わたしのことも知らない。

重ね煮のことも知らない。

純粋に牛窓カフェで、「重ね煮キッシュランチ」をオーダーしてくださった初めてのお客様。

完食してくださった時は、本当に嬉しかった!!

木曜日にランチを作り始めてから、一般のお客様に混じって、友人がSNSにアップしてくれたり、素敵な写真を撮ってくれたり、毎週、誰か彼かきてくれて。

ある時は、連絡しようと思っていた知人が、偶然ランチをしにきてくれた。

土砂降りでも来てくれるお客様もいた。

ワンプレートにできるよう、オーナーが素敵なお皿を買ってくれた。

「こうしたらもっと良くなるんじゃない?」とアドバイスをくれる人もいる。

家族や友人が知り合いを紹介してくれる。

カフェで食べて、さらに別メニューをテイクアウトしてくださるお客様も。

今月は遠方の友人も来てくれた。

推定50代?の男性が「美味しかったです」と言ってくださった。

 

そんなこんなで、ある時、重ね煮キッシュランチが売り切れました。

わー!全部売れた!!!

と思ったら、その翌週は半分だったり。

「そんな日もあるさ」と思うけれど、ちょっぴり凹みました。

 

作れる場があるだけでもすごく恵まれてる。と思いつつ、やっぱり、食べてもらってナンボです。

「重ね煮を知って欲しい」「重ね煮を食べて元気に欲しい」

自分の想いに立ち返った瞬間でもありました。

 

どのお客様も、どの経験も、全てがありがたい。

ありがたいです。

 

新しいコトを始めた時って、色んな方面から応援が来る。

これはわたしに限ったことではなく、怖くてもやるコトを選んだ人にご祝儀と言うか、「がんばれ」って背中を押してくれてるんだと思います。

応援してもらってるなあ〜ってすごく感じています。

その流れに乗りつつ、気持ちいつも初回のままでいたい。

 

料理って、内面が一番出やすいような気がするんです。

優しい気持ちで作ったら、優しい味に。

怒りで作ったら、尖った味に。

だらけたり謙虚な気持ちを忘れたら、終わる(=お客様は離れる)と思う。

お食事だけでなく、きっとあらゆる商売においても言えることだと思うけど、特に料理はそれがわかりやすく出るような気がします。

 

重ね煮のこと、もっと伝えて行こう。

食べてみたい!!と思ってもらえるよう、ちゃんと説明しよう。

 

最新情報をチェックしよう!