名前にまつわるエトセトラ ミドルネームは自由 名前を購入!?変更あり!?

EUを旅していた時のことです。名前にまつわる面白い話を聞きました。

ミドルネームは何でもアリ

欧米の人はミドルネームを持つ人が多いですが、ミドルネームというのは、下の名前をつけるものだと思っていました。

例えば、Anne Hanako Yamada というふうに。

でも実際は。ミドルネームには特に決まりはないらしく、苗字が続いたり、3つ以上あったり、自由だそうです。

↓ 赤字がミドルネームです。どれもアリ!

Anne Suzuki Yamada(名前・苗字(母方)・苗字(父方))

Anne Hanako Suzuki Yamada(名前・名前・苗字・苗字)

Anne Catharine Hanako Suzuki Yamada(名前・名前・名前・苗字・苗字)

そういえば、ギネスブックで覚えきれないほど長い名前の人もいましたね!

 

子どもに名前をつける時

「使命は氏名によって指名される」「名は体を表す」なんて言葉もあるくらい、日本では名前に思い入れがあります。

子どもに名前をつける時でも、字画や音、漢字など色々考えますよね。おじいさんが「太郎」だったから、孫も「太郎」にするか!なんてのは、日本ではなくはないけど稀ですよね。

一方、欧米では、名前のバリエーションが少ないらしいです。

有名なところで言うと・・・イギリスの女王様は エリザベス2世エリザベス2世のお父様はジョージ6世、そのジョージ6世のお父様はジョージ5世・・・ジョージだらけです。

さらに英国王室の家系図を見ると・・・ヘンリー、エドワードあたりは8世までいらっしゃいますが、「●世」と付くのは王位継承者。しかし、それ以外の方にもヘンリー、エドワードが多数。

すごい使い回し・・・いえ、伝統的なお名前であらせられますね。

また、数字の他に、名前の後にJr.(ジュニア)をつけて区別するのも見覚えがあります。まあ、覚えやすくはあるのですが、集団で遊ぶと、かぶる。

名前の意味を聞くと単に「花の名前」とか「おじいさんの名前」とか「天使の名前」とか、名前自体にそれほど意味はないのが多く、どうも日本(というかアジア)ほどこだわりはないっぽい。

役所で名前を買う?!(デンマーク)

人口500万人のデンマークでは、元々苗字が10個しかなかったそうです。

アンデルセンとか、クリスチャンセンとか、ヨハンセンとか

そして・・・それが気に入らなかったら、変えていいらしい。
自分で好きな苗字を考えることもできるし、
お役所で売ってる苗字リストから選んでもいい。

ま じ で ーーー!!!

泊めてもらった家のホストと夜な夜なおしゃべりしていて、ドリフ並みに椅子から転げ落ちそうになりました。

あまりにも衝撃的だったので、スウェーデンの家のホストに「ねえねえ、デンマークでは苗字が買えるんだって!すごいよね~」とドヤ顔で話したところ・・・

「え?日本はダメなの?」

と、驚くどころか、素で聞かれたのでありました。

 

スウェーデンはさらに下の名前も変えられる!

「ま、ヤマザキとか、そういうのはダメだけどね。
スウェーデン的な苗字なら可能だよ。結婚離婚以外では、自分の好きな時に1度だけ変えられるよ」

と案内してくれたサイトは>>>The Swedish Patent and Registration Office (おそらく、日本でいう特許庁のようなお役所)

ちなみに、変更にかかる費用は、
・18歳未満の子どもを含む1世帯:1800SK(約26,000円)
・親戚を含む2世帯以上:3600SK(約52,500円)
と、お安くはないけれど、気合がいる金額という訳でもなさそう。(2015年情報)

しかもこのサイトによると、ファーストネームも変えられるようでして、山田花子がある日突然二階堂桜子になっても良い、ってことですね。

しかもオフィシャルに!

「日本ではよっぽどじゃないと名前は変えられないんだよ~」とお互いに「へぇ~全然違うね~」というのを肌で感じたことのひとつでありました。

 

【追記】2019年11月

2015年は、上記サイトに英語表記で名前変更についての記述がありましたが、現在はアドレスが変わっているようで、見つけられませんでした。
Changing your legal name in Sweden (実際に名前を変えた方)の記事によると、名前変更オッケーの制度自体はあるようです。

もしかしたら、難民やLGBTなど、名前によって差別されることのないように、という社会的な背景から生まれた制度なのかもしれないな、と思ったりしました。

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