留学先・赴任先の家族への送金や、海外の方のセッションやサービスを受けたり、モノを直接購入するなど、海外送金をされる方もいらっしゃると思います。
この記事では、最大8倍安く送金できる新しい海外送金の方法トランスファーワイズ(TransferWise)をご紹介します。
従来の海外送金の仕組み
直接相手先の口座に送金したり、ペイパル経由で払う方が多いと思うのですが、実はこの時、送金手数料に加え、実際の為替レートに上乗せした独自レートで取引しているため、見えないコストが発生しているのです。
手数料1(コルレス銀行手数料)
海外送金は、送金銀行と受け取り銀行の間に直接的な繋がりがないことが多いので、その間を仲介するコルレス銀行が少なくとも2つ(多くて3つ)入ります。
日本の送金人の銀行 ↓
コルレス銀行1
↓
コルレス銀行2
↓
アメリカの受取人の銀行
手数料2(為替手数料)
トランスファーワイズは、ミッドマーケットレートと言う実際の為替レートを使用するのに対し、
銀行やプロバイダーは、為替レートに為替手数料を上乗せした独自レートを使用するので、ここにも手数料が発生します。
手数料1+手数料2によって、海外送金は高額なコストがかかると言う訳ですね。
トランスファーワイズの送金の仕組み
では、トランスファーワイズの送金の仕組みについてです。
(A国)送金人の口座
↓
A国におけるTransferWise口座
↓↑ TransferWise内でのやり取りになるので、手数料が発生しない!
B国におけるTransferWise口座
↓
(B国)受取人の口座
実際には複数の国内送金(送金人からTransferWiseへ、TransferWiseから受取人へ)が行われているだけなのです。つまり、実際の送金は国境をまたいでいないということ。
お分かり頂けましたでしょうか。
トランスファーワイズの送金は、
・コルレス銀行を仲介しないこと
・実際のレートであるミッドマーケット・レートを使用すること
により、安く早く送金できる可能性が高いのです!
どれくらい安く送金できる?
例えば、10万円分をアメリカドルで送金した場合の受け取り額を、「トランスファーワイズ」と「ペイパル」で比較してみると・・・
トランスファーワイズ:レート* 107.475 手数料(1007円)=921.08 USD
ペイパル:レート 112.886 手数料(499円)=881.43 USD
受取額の差は、39.65 USD 。
日本円にして、約4,250円もの差が生じます。
ペイパルの手数料は、1件あたり3.6%+40円とされていますが、レートに上乗せされていることと、現金化する際にも手数料が生じる場合があるので、これらのコストもバカになりません。
全体の流れを把握しよう
ア. 登録に必要なものを準備する
・本人確認書類(顔写真付き)
(日本の運転免許証・日本国発行のパスポート・在留カード・住基カード・個人番号カードのいずれか)
・日本在住者はマイナンバーカードor個人番号入りの住民票
準備したら、下記手順に沿って手続きを進めていきます。
実際に手続きをする
0 提出書類を準備
わたしは、運転免許証と住民票(マイナンバー入り)を提出しました。マイナンバー入りの住民票は発行から6ヶ月以内のものであればOK!
1〜3 登録
4 本人確認(初回のみ)
書類が郵便で送られてくる。発行された「アクティベーションコード」番号を入力し、口座開設完了!
わたしの場合は、登録から4日目に届きました。
5 日本のトランスファーワイズへ振り込み
自分の口座からトランスファーワイズの日本の口座に入金します。
トランスファーワイズの口座は三菱UFJ銀行なので、同行の口座があると振込手数料が無料になります。海外送金の機会が多い方は持っておくと便利です。
注)デビットカード決済は、日本の口座からはできないようです。(2020年3月現在)
名前の前にトランスファーワイズの会員番号*を入力を忘れずに!
*Pで始まる7桁の数字「P1234567」
Transfer Wiseに指定された送金額と発行された会員番号を名前の前に入力します。
注)会員番号の入力がないと、入金の特定に時間がかかります!わたしも危うく忘れるところでした!
6、着金(完了)
送金が完了すると、下記のようなメールが届きます。
今回は、週末を挟んだので、登録〜着金まで1週間でした。
2回目以降は、1〜2日で着金するようです。
€3,000(約365,000円)の海外送金で、手数料は2,347円でした。
いかがでしたか?
払う必要のないお金は、賢くセーブしたいですね!
この情報がお役に立てたら嬉しいです。
初回限定の手数料割引コードは、下記リンクから公式サイトにアクセスし、登録すれば、自動的に適用されます。(登録料無料、口座維持費もかかりません)